アニメーションマスタークラス アニメーション作家 クリス・サリバン 「アメリカからの小衛星:クリス・サリバン」
2012年の『コンシューミング・スピリッツ』により、10年以上におよぶ潜伏期間から一挙にアメリカのインディペンデント・シーンの最重要作家の一人となったクリス・サリバン。本プログラムでは、国際審査員として来日した同氏の伝説の長編の「前後」を一挙紹介。過去作品の上映と講演に加え、現在制作中の来るべき二本目の長編『小惑星の軌道』の一部を短編作品として世界初公開します。
上映作品
『エイント・ミスビヘイヴィン』(アメリカ、1981年、5分)
『ザ・ビホールダー』(アメリカ、1983年、9分)
『マスター・オブ・セレモニー』(アメリカ、1986年、8分)
『イカロスの失墜の風景』(アメリカ、1992年、23分)
『小惑星の軌道(制作中の長編の一部)』(アメリカ)
監督プロフィール
クリス・サリバン Chris Sullivan
ペンシルベニア州・ピッツバーグ(米国)にある樹木が茂る丘で、10人兄弟姉妹と共に生まれ育つ。35年間に渡りアニメーション作品を製作。初の長編アニメーション作品「コンシューミング・スピリッツ」がニューヨークのフィルム・フォーラム(2012年12月開催)にて華々しいデビューを果たす(公開2週間)。シネファミリー(ロサンゼルス)とジーン・シスケル・フィルム・センター(シカゴ)での公開後、ジョン・サイモン・グッゲンハイム記念財団とロックフェラー財団フィルム・ビデオ・フェローシップからの資金援助を得る。同作品製作後、クリエイティブ・キャピタル・グラント(資金援助)を受け、次の長編作品「ザ・オービット・オブ・マイナー・サテライト」の製作を開始する。
(http://creative-capital.org/projects/view/705)
現在、シカゴ在住。シカゴ美術館附属美術大学で教鞭を執り、カルメンとシルビア・アベルソンの父親でもある