バトル・オブ・スラバヤ
11月6日(日)10:00~/シアター3 <ゲストトークあり>
インドネシア初の本格的長編作品が、日本初公開。「スラバヤの戦い」をベースにした感動的な人間愛!日本人声優も参加。
いま、東南アジアから新たなアニメーションの胎動が聞こえる。インドネシア独立にとってきわめて重要だった「スラバヤの戦い」という史実をベースにしたワンアンドオンリーかつフレッシュな長編が完成。スタジオ・ジブリをはじめとする日本アニメの影響と定型が混ぜ合うことによる、歴史的事実の取り扱い方などで大きな議論を呼んだインドネシア初の本格的アニメーション長編を、インドネシアのキュレーター、リスキー・ラズアルディによる解説付きで上映します。
ストーリー
連合国軍が日本に原爆を投下し、太平洋戦争が終わる。インドネシアで独立の気運が高まるなか、オランダはそれを認めず、一触即発の状態に陥る。13歳の靴磨きの少年ムサは秘密の「運び屋」として暗躍するなか、日系人の親友の少女ユンナとともに、インドネシア史において重要な局面となった「スラバヤの戦い」に巻き込まれていく。1945年11月10日、スラバヤにおいて実際に起こった事件をベースにしたこの作品では、歴史上実在する人物に加え、映画のメッセージを確かなものにするための架空のキャラクターが加わってく。伝えられるべきメッセージとは、戦争の核心、愛国主義、平和についてのメッセージである。『バトル・オブ・スラバヤ』……戦争において栄光はない。
予告編
監督プロフィール
Aryanto Yuniawan
アリヤント・ユニヤワン(1977年6月18日マゲラン生まれ)はインドネシアのジョグジャカルタ市スレマンにあるマルチメディア/アニメーション会社MSVピクチャーのCEOである。ユニヤワンは様々な学校や自治体、私営組織においてマルチメディアおよびアニメーション映画のコンサルタントをしてもいる。STIMIK Animkom Yogyakartaでの大学院教育の後、自分自身の仕事そして趣味に関係した執筆も行っている――カートゥーン映画についての本Boulevard、ティーンエイジャー向けの「チックリット」文学についての記事といったものである。アニメーション映画やミュージックビデオの監督やプロデューサーとしての活動も行っている。
作品情報
監督:Aryanto Yuniawan
2015年/インドネシア/98分/英語音声・日本語字幕