Jake Fried

ジェイク・フライド（1984年生まれ）は画家として芸術家のキャリアをスタートさせたが、レイヤー化やイメージ修整のプロセスを通じて、自分が本当に興味を惹かれているのは絵画が描かれていく過程におけるイメージのメタモルフォーゼであることに気づき、アニメーターへと進路を変えた。近年、彼の作品は、テート・モダンやサンダンス映画祭、アダルトスイムなどで世界的に上映されている。その作品はインクと修正液、時にはガッシュを用い、さらにはコラージュ、ときにはコーヒーまで使うことによって、幻覚的な情景を生み出していく。何度も何度もイメージを修正し撮影することで、熱に浮かされたようなスピードで進化していく強烈なアニメーションをつくり出す。近年ではマサチューセッツ美術・デザイン大学やボストン美術館で教えてもいる。