国際審査員
ジェーン・ピリング Jayne Pilling
United Kingdom
英国を拠点に世界で活動するアニメーション専門家・歴史家。数々の映画祭やミュージアムに向けたフィルムのキュレーターを務める。英国アニメーションアワードの創設者・ディレクターでもあり、アニメーションDVDコレクションの出版も行う。ロンドンのロイヤル・カリッジ・オブ・アートをはじめ、欧州、米国、台湾の様々な大学で教鞭をとっている。チャンネル4TVではヨーロッパ・アニメーション番組のディレクターを担当。アニメーションとその他芸術の関係性をテーマにした国際的なシンポジウム(英国、イタリア、ポルトガル)でもキュレーターを務めている。
出版物:”Animating the Unconscious: Desire & Sexuality in Animation (2012), “2D & Beyond (2001)”, “Rotovision (2001)”, “A Reader in Animation Studies [John Libbey, UK & Australia] (1998)”, “Cartoons & the Movies (1997)”, “Women & Animation (1992)”, “A Compendium (1992)”. その他、翻訳も務める。
クリス・サリバン Chris Sullivan
USA
ペンシルベニア州・ピッツバーグ(米国)にある樹木が茂る丘で、10人兄弟姉妹と共に生まれ育つ。35年間に渡りアニメーション作品を製作。初の長編アニメーション作品「コンシューミング・スピリッツ」がニューヨークのフィルム・フォーラム(2012年12月開催)にて華々しいデビューを果たす(公開2週間)。シネファミリー(ロサンゼルス)とジーン・シスケル・フィルム・センター(シカゴ)での公開後、ジョン・サイモン・グッゲンハイム記念財団とロックフェラー財団フィルム・ビデオ・フェローシップからの資金援助を得る。同作品製作後、クリエイティブ・キャピタル・グラント(資金援助)を受け、次の長編作品「ザ・オービット・オブ・マイナー・サテライト」の製作を開始する。
(http://creative-capital.org/projects/view/705)
現在、シカゴ在住。シカゴ美術館附属美術大学で教鞭を執り、カルメンとシルビア・アベルソンの父親でもある
水尻 自子 Yoriko Mizushiri
Japan
1984年、青森県生まれ。手描きアニメを中心に制作する映像作家。
身体の一部や寿司などをモチーフにした感触的なアニメーションが得意。近年は主に短編作品を制作し、国内外の数々のフェスティバルで上映・受賞している。文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞、広島国際アニメーションフェスティバル木下蓮三賞、ファントーシュ国際アニメーション映画祭ハイリスク賞、ザグレブ国際アニメーション映画祭審査員特別賞、ベルリン国際映画祭短編コンペ正式出品など。
チェン・シー Chen Xi
China
チェン・シーは幼少期から漫画を描き始め、多くの中国の雑誌に掲載された。2010年に北京電影学院の修士課程を修了。テレビ・アニメーションおよびインディペンデント作品の監督としての経歴を持つ。2010年、広島国際アニメーションフェスティバルにて国際審査員特別賞を受賞。「第5回中国インディペンデント・アニメーション映画フォーラム」ではキュレーターを務める。現在は北京電影学院で教鞭をとる。