Georges Schwizgebel

スイスのルコンヴィリエで生まれたジョルジュ・シュヴィッツゲーベルは現代アニメーション・シーンの巨匠の一人である。この多彩なキャリアを持つ作家による14の短編作品は、カンヌ、アヌシー、ザグレブ、広島、シュトゥットガルト、オタワ、エスピーニョなどで受賞を重ねている。そのうちに２作品（『78回転』『破滅への歩み』）はアヌシー映画祭選出の「最も影響力あるアニメーション映画100作品」にランクインしている。はじめはロトスコープの手法を用いていたが、その後、色彩を踊らせ、幾何学的な模様を多用するより自由なアプローチへと転身している。